腰痛の方は、病院に行くと、
レントゲンやCT診断で、
「ヘルニアが神経を圧迫している」
と言われることは少なくないと思います。
肩こりのケースでは、
首のレントゲンで、スワンネックや、
ストレートネック。などとの診断が多いと思います。
ちなみに、
今の世界の慢性腰痛研究の最先端では、
「ヘルニア」が原因というよりは、ほとんどの方が、
筋肉のこわばりと、脳の影響と言われています。
(痛み感覚を抑えるところの影響によるもの)
脳の影響を、少し簡単に解説すれば、
不安などの感情 → ホルモンのアンバランス → 脳の働きに影響 → 痛みが引かない。と言われています。
また実際に、
世界の最先端の病院の慢性腰痛の治療は、
ヘルニアの手術や、
薬ばかりに頼るものではなく、
運動療法と、
認知行動療法という、
思考や意識にもアプローチするものだったりします。
僕の施術でも同様に、
全身の筋肉と神経バランスを診ます。
腰痛でも、肩こりでも、何でもそうですが、
ほとんどの症状のメカニズムは、
1.自律神経のアンバランス → 2.筋肉のこわばり → 3.ヘルニアなどに影響。となります。
では、自律神経のアンバランスの原因は
どこから来ているのか?というと、
ほとんどが、
①体の使い方(クセ)と、
②思考の使い方(クセ)です。
もし、表面的に体を整えて、
一時的にラクになったとしても、
再発を本当に防ぐためには、
自律神経のアンバランスを整え、
その原因となりうる、
「生活習慣のクセ」を見つけ出し改善することが大切になります。
機械やロボット的にカラダを診ることも大切ですが、
もっと大切なことは、
生き物であるからこそ、
常に動き続けている神経の状態を診ることですね。